2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ふふふふふ(意味なし)

「はじめまして数学【3】二階建ての数「分数」の世界」(吉田武、幻冬舎文庫) 3巻目にしてようやく分数(有理数)が語られる。なんと虚数よりも後に。このあたりが、この著者の素晴らしいところだと思う。ちゃんと筋道が立っているのである。しかも分数の計…

こんな旅したい

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」(村上春樹、新潮文庫) とあるブログで紹介されていたので、すぐ買ってすぐ読んだ。 ウィスキーをテーマとしたアイラ島(スコットランド)とアイルランドの旅行記。奥様の写真も併せて載せられていて豪華。 私…

「斜陽族」って死語だよね

「斜陽」(太宰治、新潮文庫) 「貧乏!あれが!今度「レ・ミゼラブル」持って行くからな!」(そういえばお前、仏文やろ)。 それはさておき。「名家に生まれる。でも麻薬中毒。女、とっかえひっかえ。最後に自殺。」誰が読んでも太宰の人生の集大成、って…

基本の基本?

「はじめまして数学【2】ベクトルをまわせ、ドミノを倒せ!」(吉田武、幻冬舎文庫) 昨日の続き。どうやら小学生向きらしい。どうりでやたらとふりがながふってあるわけだ。しかし、副題の「ベクトルをまわせ」に伴って「虚数」が、「ドミノを倒せ」に伴っ…

基礎の基礎1

「はじめまして数学【1】自然数を追え、無限を掴まえろ!」(吉田武、幻冬舎文庫) 昨日図書館で借りてきた本のうちの1冊。初出はどこか分らないのだが、多分中学生向けかな。大人でも、苦手だった数学にちょっと触れてみようかな、という人にはオススメ。…

What’s Lily?

「猫と庄造と二人のおんな」(谷崎潤一郎、新潮文庫) 実は今年の読み始めはこの本にしようと思っていたのである。ネズミ年だから(-。-)ボソッ。「吾輩は猫である」でもいいが、長いわりにはそれほど面白くないからね。この本はなかなか面白い。 舞台は戦…

数楽

何に「美」を感じるかは人それぞれ。ただ、モネの絵画に「美」を感じる人は多いけれども、数学に「美」を感じる人はその10分の1もいないだろう。 両方、両方よ… 何年か前、「博士の愛した数式」(小川洋子、新潮文庫)がベストセラーになり、映画にもなった…

がんばってください(-。-)ボソッ

「挑戦!競馬革命」(角居勝彦、宝島新書) POGで馬を選ぶ場合、預託厩舎を結構気にするほうである。私の場合、角居厩舎はA級にランクされている。ので、書店で見つけた時は中身も見ずに買った。角居師は藤澤、森、松田国師を尊敬されているようだが、こ…

日本人もなかなかやる

「新編おらんだ正月」(森銑三・著、小出昌洋・編、岩波文庫) 昨年末、久しぶりに図書館へ行った。真っ先に行った「数学」のコーナーで見つけた本。「正月」という言葉が入っているので、今年の「読み始め」に借りてきた。これは戦前「子供の科学」という雑…