2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

久しぶりに競馬の本

「書斎の競馬学」(山本一生、平凡社新書)馬券を離れた競馬本は近頃下火かな、と思っていたところに本屋で見つけたので即買った。「競馬学」としてあるが、特に学問的な意味あいはない。それぞれ独立した11のお話から成っている。「競馬学」という言葉が好…

変態的エロ

「眼球譚(初稿)」(オーシュ卿(G.バタイユ)、生田耕作・訳、河出文庫) 「べっぴんぢごく」のところで「暗いエロス」と書いたら、業者と思われる人々からコメントが入りまくりです。せっせと削除しているのですが。「性」を売り物にした商売は未来永劫…

数学者って何で…

「プルーフ・オブ・マイライフ」 借りた本を返してしまったので著者も訳者も分からん。Amazonにもなかったし。 「博士の愛した数式」(小川洋子、新潮文庫)もそうだったけど、何故か数学者は変人もしくは奇病の持ち主と描かれることが多いような気がする。…

真の解決にはなってませんが

“It”(それ)と呼ばれた子―完結編さよなら“It” (ヴィレッジブックス) (文庫) デイヴ ペルザー (著), 田栗 美奈子 (翻訳)主人公は成人し、当たり前だがもう虐待は受けない。結婚し離婚し再婚する。空軍に入隊した後作家としての道を歩む。平凡ではないけれど、…

里親制度

Itと呼ばれた子―少年期ロストボーイ (ヴィレッジブックス N ヘ 1-2) (文庫) デイヴ・ペルザー (著), 田栗 美奈子 (翻訳) 虐待されていた主人公はある日学校経由で警察に通報され、強制的に両親から隔離される。 さて、日本でも同じようなことが出来るのだろ…