ぶっ飛び

TAD-O-TAD2009-12-09

トンデモ本の世界」(と学会・編、洋泉社


確かに笑える本。ただ「トンデモ本」を書いている人がホントに「アタマパー」なのか、ワザと金儲け(実際売れているので儲かっているハズ)のために書いているのかは微妙。後者だとすれば「と学会」のほうが負けているわけで…まあ、そんなことより、競馬に関する本も2冊取り上げられていますね。


サラブレッドインフォメーション『戦慄の全貌』」(東山陽介、メタモル出版)
メタモル出版といえば、あのアンドリュー・ベイヤーの名著「勝ち馬を探せ!!」(山本尊・訳)を出したトコロだな。こんな本も出していたとは。
これはいわゆる「タカモト方式」の本。後に井崎脩五郎あたりがふざけてやっていたゴロ合わせで馬券を獲ろうというもの。ただ高本公夫も「競馬で勝って歓喜する本」や「万馬券を生む競馬の仕掛け人」(いずれも「ワニの本」)ではまあまあマトモなことを言ってたんだけどね。その後おかしな方へ行って、そしてあっけらかんと逝ってしまわれましたね。数ある「タカモト方式」の中で、何故この本が選ばれたのか分かりませんが、運がいいのか悪いのか。神のみぞ知る。


「超能力馬券術」(江本弘志、世界文化社
この本、実は私も買いました!馬券本は結構好きでよく買うのですが、「出目」や「数霊」なんかは買いません。でもこの本だけはあまりにも激しく「ぶっ飛んで」いたので、つい買いました。すごいよ。エリザベス女王杯サンドピアリスからオーラが出ていたので買ったそうだから。オーラを見る目を養う方法まで書かれているから。


それにしても「トンデモ本」を出している出版社、「徳間書店」が多いのは本当にそうなのか「と学会」が恣意的に選んでいるのか。そのへん誰か調べて欲しいものである。