血統本としては弱いが

TAD-O-TAD2009-12-13

「名勝負に学ぶ適性競馬論」(横手礼一、競馬王新書)


「名勝負物語」+「血統論」という本。まあ、切り口が面白いので読んでみた。「適性競馬論」と呼ぶには大げさ。いつものことだから驚かないが。それより名勝負の話のほうが面白い。

1.ウオッカvsダイワスカーレット@08天皇賞
2.サクラバクシンオーvsノースフライト@94安田記念
3.フジキセキvsスキーキャプテン@94朝日杯
4.タイキシャトルvsマイネルラヴ@98スプリンターズS
5.スペシャルウィークvsグラスワンダー@99有馬記念
6.クロフネvsジャングルポケット@01東京優駿
7.マンハッタンカフェvsテイエムオペラオー@01有馬記念
8.シンボリクリスエスvsタップダンスシチー@02有馬記念
9.ネオユニヴァースvsザッツザプレンティ@03菊花賞


こんな感じです(-。-)ボソッ

次は与次郎を

TAD-O-TAD2009-12-12

「うらなり」(小林信彦、文春文庫)


夏目漱石の「坊つちやん」に出てくる古賀(あだなは「うらなり」)という教師を主人公にした時点でこの小説の成功は約束されたものだ、と私が言っていいのか。でも実際そうだろう。


「坊つちやん」(ワザと旧表記にしている)を読んでたら読め、と言いたい。


問題は作者自身が「創作ノート」で述べているが、「現代の読者が『坊っちゃん』を読んでいるかどうかである。」点である。私にすれば、「そんなん当たり前やん」と思うのだが、どうやらそうではないらしい。試みにヨメに尋ねてみると、「純文学は好きじゃないので読んでない」と言われた。そうか……でもこの小説は「坊っちゃん」を読んでから読んで欲しいよな。

ラスヴェガス行きたい

TAD-O-TAD2009-12-11

ラスヴェガス物語」(谷岡一郎PHP新書
副題は「『マフィアの街』から『究極のリゾート』へ」となっている。


私もあと2年ほどで勤続20年を迎える。すると会社から5日のお休みが貰える(お金は貰えない)。私はその休暇を函館競馬場(最終週)〜札幌競馬(開幕週)、途中は牧場かばんえい競馬、に充てる予定にしていたのだが、この本を読んで猛烈にラスヴェガスに行きたくなった。どうしてくれよう。行くなら家族で行きたいし。困ったものだ。


ちなみにカジノにはあまり興味がない。その他のエンターテインメントに興味があるのだ。


本の内容は現在のラスヴェガスに大きな影響を及ぼした3人の男の物語が主体。
ベンジャミン(バグジー)・シーゲル…マフィア時代の象徴
ハワード・ヒューズ…マフィアを追い出すことに成功した富豪
ティーヴ・ウィン…キング・オブ・ラスヴェガス


それぞれについての詳細は割愛。このブログも早く進めないと読んだ本に追いつかなくなってきた。困ったものだ。

ぶっ飛び

TAD-O-TAD2009-12-09

トンデモ本の世界」(と学会・編、洋泉社


確かに笑える本。ただ「トンデモ本」を書いている人がホントに「アタマパー」なのか、ワザと金儲け(実際売れているので儲かっているハズ)のために書いているのかは微妙。後者だとすれば「と学会」のほうが負けているわけで…まあ、そんなことより、競馬に関する本も2冊取り上げられていますね。


サラブレッドインフォメーション『戦慄の全貌』」(東山陽介、メタモル出版)
メタモル出版といえば、あのアンドリュー・ベイヤーの名著「勝ち馬を探せ!!」(山本尊・訳)を出したトコロだな。こんな本も出していたとは。
これはいわゆる「タカモト方式」の本。後に井崎脩五郎あたりがふざけてやっていたゴロ合わせで馬券を獲ろうというもの。ただ高本公夫も「競馬で勝って歓喜する本」や「万馬券を生む競馬の仕掛け人」(いずれも「ワニの本」)ではまあまあマトモなことを言ってたんだけどね。その後おかしな方へ行って、そしてあっけらかんと逝ってしまわれましたね。数ある「タカモト方式」の中で、何故この本が選ばれたのか分かりませんが、運がいいのか悪いのか。神のみぞ知る。


「超能力馬券術」(江本弘志、世界文化社
この本、実は私も買いました!馬券本は結構好きでよく買うのですが、「出目」や「数霊」なんかは買いません。でもこの本だけはあまりにも激しく「ぶっ飛んで」いたので、つい買いました。すごいよ。エリザベス女王杯サンドピアリスからオーラが出ていたので買ったそうだから。オーラを見る目を養う方法まで書かれているから。


それにしても「トンデモ本」を出している出版社、「徳間書店」が多いのは本当にそうなのか「と学会」が恣意的に選んでいるのか。そのへん誰か調べて欲しいものである。

とある居酒屋で

TAD-O-TAD2009-12-07

すごい阪神ファンのオッサンが語ってくれた。


「オリの中の虎 愛するタイガースへ最後に吼える」(岡田彰布ベースボール・マガジン社新書)


誰か「そら」が何回出てくるか数えてくれ。
オレはしない。しんどいもん。

ホントこれどっちかが死ぬまで(ry

TAD-O-TAD2009-11-26

「たまりませんな」(伊集院静西原理恵子、角川文庫)


「週刊大衆」(サイバラ画伯曰く「毛だわし本」)に連載されているエッセイ(「アホー鳥が行く」)をまとめたもの。今まで「アホー鳥が行く」、「それがどうした」、「ぜんぜん大丈夫」の3冊が出ていたのだが、ぷっつりと途絶えていた。(売れなくなったんだろうな)と寂しい思いをしていたら、ポコッと発刊された。


内容は相変わらず。でもいいの。楽しいから。今回は「伊の字の先生」と「サイバラ画伯」のトークショーの模様が付録として付いています。お買い得(か?)。


でもホント、いつまで続くのかなあ(-。-)ボソッ