2009-11-21 馬券には役にたちません 「競馬必勝放浪記」(元木昌彦、祥伝社新書) 競馬に関する新書や文庫が出るとつい買ってしまう。この本もその一つ。著者と競馬好きの有名人(多くは作家)との交遊録のようなものか?その辺が面白い。 この本に出てくる人を順に挙げると、山口瞳、大川慶次郎、宮城昌康、大橋巨泉、寺山修司、虫明亜呂無、岩川隆、色川武大、伊集院静、浅田次郎、安部譲二、萩本欽一、本田靖春。 私はこの人たちの「競馬に関する」エッセイ等はほとんど読んでいるつもりだ。だから読んでいて面白かった。ただし馬券の役にはたたない。第八章に著者自身の馬券術が披露されているが、これはホント蛇足だろう。