「苦悩」と「貧困」

TAD-O-TAD2007-08-01

「続きは明日にでも。」とか書きながら半月経った。私らしい。
さて、多かれ少なかれ、おおよそ「苦悩」を持たぬ人間などめったにいないと思うがどうだろう。そんな人間は「大馬鹿者」か「悟りきった人間」かどちらかだろうと思う。私は後者を目指しているが、今そのことはどうでもいい。「罪と罰」に出てくる人間はみんな「苦悩」を持っている。もちろん一つではなく複数持っている。この小説を読んでまず思ったことは「貧困」がもたらす「苦悩」がいかに大きいか、ということ。今まで私はありがたいことに「貧困」とは無縁の生活を送ってきた。

と、ここまで書いて、何か(考えが)浅いな、という気がしてきた。「貧困」については、今年のもう一つの課題図書である「レ・ミゼラブル」を読んでからにしよう。

それから「信仰」のこと。これについては、「一神教」と「多神教」の違いを避けては通れないと思う。もちろん「有神論」か「無神論」かも考えなくてはならないだろう。