2008-12-07 ダーク 「べっぴんぢごく」(岩井志麻子、新潮文庫) 「明治、乞食、岡山の寒村」 もうこれだけで「あああぁぁぁ」となってしまう。 代々女しか生まれない家。明治から平成に続く六代の女たち。 美→醜→美→醜?→美→醜 この中には性のタブーが(全部ではないが)ふんだんに登場する。 これを読んでいる時、次男(9歳)が「それ面白い?」と訊いてきた。「面白いけど、お前にはまだ解らん」。といいつつもオレには解るのか?実際、女じゃないと解らんのかもしれん。 でも岩井さんの暗いエロスは好きだなあ。