科学の外側

TAD-O-TAD2009-11-19

「偶然のチカラ」(植島啓司集英社新書

私の敬愛する学者に谷岡一郎氏がいることはどこかで書いたが、好きな学者の中に植島啓司氏がいる。純粋に統計学や確率論の話をすれば、谷岡氏に軍配が上がるのだが、植島氏のほうは科学の枠組みの外側の話をしてくれる。そりゃ、肩書きは「宗教人類学者」やからね。例えば「運」。そんなもん、あることもないことも今の科学では証明できない。さっき書いたように枠組みの外側の話やからね。信じるか信じないかになってしまう。


私は「あると信じたほうが面白い」と考える人間である。「霊」もしかり。ただ、あることを証明も出来ないのに「絶対ある」と断言して、それで金儲けしている輩は大嫌い。占いもそう。


ま、この本は「科学ちょっと。その外側たくさん」の内容でお送りしています。私は好きだな。