数学は面白い

TAD-O-TAD2007-02-08

フェルマーの最終定理」(サイモン・シン青木薫 訳、新潮文庫
数学好きにはオススメ。ピュタゴラスの定理から始まって、あっと言う間に引き込まれた。また、たとえ言葉の意味が分からなくても、物語を読む上でほとんど支障がないように上手く書かれている。それから私にとって興味深かったのは、このフェルマーの最終定理が解かれる過程に日本人数学者が深く関わっているということだった(谷山=志村予想)。この本の第Ⅴ章はほとんどその記述に当てられている。あと、暗号の話やらジュウシチネンゼミの話やら、トリビアも満載である。


フェルマーの最終定理
「X^n + Y^n = Z^n において、nが2より大きい整数のとき、X,Y,Zは整数解を持たない」