お前ら〜

TAD-O-TAD2007-05-07

「すばらしき愚民社会」(小谷野敦新潮文庫
一流大学(東大)卒の筆者が豊富な読書量から得た豊富な知識で、巷に蔓延るアホ共をばっさばっさと…という感じではない。共感出来る部分もある。が、なんか感情のほうが表に出て、それを強引に理論武装している印象を受けた。タイトルから受ける印象通り「過激」かな、と。あと、例えば「アメリカ」を「米国」と書き、「中国」を「シナ」と書いているように、変な粘着気質があるようにも見えて私好みではない。とりあえず参考までに各章のタイトルを記しておく。
①バカが意見を言う世の中
②迷走する階級・格差社会
③日本の中間階層文化
④「近世」を忘れた日本知識人
⑤「説得力ある説明」を疑え! カール・ポパー復興
⑥他人を嘲笑したがる者たち
⑦若者とフェミに媚びる文化人
⑧マスメディアにおける性と暴力
⑨アカデミズムとジャーナリズム
禁煙ファシズムと戦う