数楽
何に「美」を感じるかは人それぞれ。ただ、モネの絵画に「美」を感じる人は多いけれども、数学に「美」を感じる人はその10分の1もいないだろう。
両方、両方よ…
何年か前、「博士の愛した数式」(小川洋子、新潮文庫)がベストセラーになり、映画にもなった(不覚にも私はこの映画を観ていない。本は読んだけど)。これを読んで、あるいは観て、数学に美しさを感じてくれた人は何人いるだろう。そういう人とお友達になりたいな。この本に出てくるのは、主に数論。うろ覚えだが、完全数、友愛数、双子素数、メルセンヌ素数も出たか?観てない映画だけど、文部科学省推薦にすればいいのに(-。-)ボソッ
「数学する精神〜正さの創造、美しさの発見」(加藤文元、中公新書)
この本の支柱となるお話は、「パスカルの三角形」と「二項定理」。オレは(説明を)しない。しんどいもん。でも「パスカルの三角形」をググると、次にフィボナッチ数とかカタラン数とかが出てくる(本には出てこない)。そんなんで興奮しているオレは変態か?あと、正の数を無限に足していくと負の数になるということを信じられますか?
とりあえず、高校の数学を一応理解していて、もう一歩踏み込んで見たい(そこは変態の森かもしれないが)、という人にはオススメ。