ソーーーーー!

TAD-O-TAD2008-02-25

「水に似た感情」(中島らも集英社文庫
中島らもは、「躁」状態になると万能感に浸ると言っているが、私は少し違う。私の場合は「強い正義感」が溢れ出てくる。だから少しのルール違反、マナー違反が許せなくなる。信号無視に対してはクラクションを鳴らし、タバコのポイ捨てや電車内での化粧なんかを見たら注意する。相手からするとケンカ腰に見えただろう。殴られなかったのは不思議である。また「正論家」にもなってしまった。例えば会社というところは、いろいろと矛盾をかかえていたり、理不尽なことが行われていたり、社員教育が甘かったりする(ウチだけか?)。これが我慢できなくなってくる。で、上司にキツイ口調で具申する。その結果、「躁病」と診断されて休業に至る。万能感に浸れるらもさんが羨ましい(もう死んじゃったけど)。


この小説(?)では「地獄のミーティング」の行が一番好きだ。「躁」全開、って感じが出ている。私の場合もっと酷かったけど。