里親制度

TAD-O-TAD2009-03-01

Itと呼ばれた子―少年期ロストボーイ (ヴィレッジブックス N ヘ 1-2) (文庫)
デイヴ・ペルザー (著), 田栗 美奈子 (翻訳)


虐待されていた主人公はある日学校経由で警察に通報され、強制的に両親から隔離される。


さて、日本でも同じようなことが出来るのだろうか?ちょっと調べてみた限りでは一応できる。

【親権の強制解除】
親権者が親権の乱用により著しく行為が悪い場合には、養育されている子や親族、又は検察官からの要請で、家庭裁判所にて親権の剥奪ができます。


しかし虐待があるのではないかと気付きやすい人は、まず教師や保育士、次に近所の人といったところではないか。ただこれらの人々が虐待されている子供の親の親権を奪って保護する、というのはかなり難しそう。


主人公は次に里親を点々とする。里親制度は日本にあるのか?あるようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8C%E8%A6%AA


日本の児童虐待はまだアメリカほど酷くないようだが、酷くなる前に法整備をキッチリして欲しいと切に願う。