久しぶりに競馬の本

TAD-O-TAD2009-03-11

「書斎の競馬学」(山本一生、平凡社新書

馬券を離れた競馬本は近頃下火かな、と思っていたところに本屋で見つけたので即買った。「競馬学」としてあるが、特に学問的な意味あいはない。それぞれ独立した11のお話から成っている。「競馬学」という言葉が好きな人なんだろう。他にも「競馬学への招待」(ちくま新書)、「[増補]競馬学への招待」(平凡社ライブラリー)なんかがある。とりあえず11のお話のタイトルとキーワード等を載せておく。それだけで読みたくなる人もいるかもしれない。(そろそろこのブログが活動していることをmixiあたりに晒しておこう)


第1話 洋一郎の傘
短編小説風。モンテプリンス


第2話 ブロードウェイの競馬狂
レモンドロップキッド(競走馬、コーチ屋?)、デイモン・ラニアン(作家)


第3話 人はなぜ芦毛を愛するか
ゼンマツ、オグリキャップ(なぜかタマモクロスは出てこない)、ウインドミル、ロアエロド、マムタズマハル…芦毛の三百年ロマン。でも今は白毛のほうが人気あるのかな?


第4話 哀しき三冠馬
ナリタブライアン、「傷だらけ」の競走生活を送ったアメリ三冠馬サイテーション、同じくワーラウェイ。


第5話 ブコウスキーの競馬場
ブコウスキー(翻訳家)


第6話 サイレンススズカの見た光
キーストン、「スプリンター」(小山ゆう小学館)。なるほど、この漫画とラップさせたことはなかったな。確かに面白い。


第7話 黒人騎手はどこへいった
マーロン・サンジュリアン(79年ぶりにケンタッキー・ダービーに出た黒人騎手)


第8話 保険金殺馬は発覚しない
手口がいろいろ


第9話 駄菓子屋に通った若様の贈り物
有馬頼寧、安田伊左衛門


第10話 D.フランシスの究極のミステリー
ディック・フランシスとメアリー・フランシス


最終話 雪景色のアイチドリ
短編小説風。アイノチドリ