酒は飲め飲め飲むならば
「今夜、すべてのバーで」(中島らも、講談社文庫)
家の中に未読の本が百冊以上(いや、数百冊かもしれない)あるのに、繰り返し読む本もある。この本を読んだのもかれこれ十数回目だ。それはオレが酒飲み(今はそれほどでもないが、以前は半アルコール依存症)だからだろうか?まあそれもあるだろうけど、それだけではこれほど読まないだろう。何でかな?と思ったので少し考えてみた。
・アルコールひいては一般的な「依存」ということへの作者の考え方が面白い
・キャラがみんな立っている
・肝硬変による入院がいかなるものか、詳細に知ることができる
・作者特有の脚色(小説なのについこう思ってしまう)が好き
などなど。多分言葉に出来ないところもあるだろう。
ま、そんな分析なんかどうでもいいから、オレも「神の酒」を飲みたいな。