2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ソーーーーー!

「水に似た感情」(中島らも、集英社文庫) 中島らもは、「躁」状態になると万能感に浸ると言っているが、私は少し違う。私の場合は「強い正義感」が溢れ出てくる。だから少しのルール違反、マナー違反が許せなくなる。信号無視に対してはクラクションを鳴ら…

すごい気力

「聖(さとし)の青春」(大崎善生、講談社文庫) 「聖」とは、平成10年8月8日29歳で亡くなったプロ将棋棋士、故村山聖八段(贈九段)のことである。 子供の頃からネフローゼを患い、大人になってからは進行性膀胱ガン→腎臓と膀胱を摘出→ガンの再発といった…

戦犯なんていいかげん

「731 石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く」(青木冨貴子、新潮文庫) 第二次世界大戦中の「関東軍第七三一部隊」についてのノンフィクションで有名なのは、森村誠一氏の「悪魔の飽食」(現在では「新版」として角川文庫)である。「悪魔の飽食」が「戦争の悲惨…

野球入門

「松蘿玉液」(正岡子規、岩波文庫) いわゆる正岡子規の四大随筆の一番目。「仰臥漫録」のころはすでに起き上がることも出来なかった子規だが、この随筆は「病やや間あり、杖にすがりて手のひらほどの小庭を徘徊す。」という文から始まる。舌鋒も鋭い。伊藤…

データブック?

「コースの鬼!コースの読み方&全G1レース解析編」(城崎哲、競馬王新書) 読み始めて、洋芝と野芝の話が延々と続くので、いつ終わるか不安になった。そんなことを知ったところで、どう馬券に結びつけられるのか?(第1,2章) あとは事象の説明。(第3,4…

君が楽しいのは分かった

「『書』を書く愉しみ」(武田双雲、光文社新書) 私のお習字もサボリ癖がついてしまって、もう去年の9月からやってない。気が付けば2月である。調べたところによると、地元の公民館で木曜の18時半から書道教室をやっているらしい。入ろうかどうしようか考え…